ミレニアム通信過去情報 1363270

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神に主権を明け渡せ

1：tomi :
2011/12/27 (Tue) 20:23:51: われわれは、自分には自由があると勘違いしている。

しかし、100ｍ先のコンビニに行くことすらできない。

それくらい、われわれは自由ではない。

どういうことだろうか。

すべては、神の許可のもとに起きるのである。

「二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません」（マタイ10・29）

雀が地に落ちることもすべて神の許可がある。

神の御手を通じてでなければ何事もこの世界では起きない。

だから、今、われわれの周りで起きている一つ一つのことは、偶然ではなく、神の御意志の表れなのだ。

日本地図を見てほしい。

これを普通の人は、「偶然にできた海岸線だ」と思うだろう。

しかし、聖書を学んだわれわれは、こう考える。

「これは、神の絵画だ」と。

偶然にできた境界線など一つもないのだから、この日本列島のフォルムはすべて神が決定されたのだ。

「海は主のもの。主がそれを造られた。陸地も主の御手が造られた」（詩編95・5）

ちなみに、私は、日本列島の形が世界のいかなる大陸や諸島や半島の形よりも美しいと感じる。

万物は、主の管理下にあり、それ自体で自律して動くことができるものは一つもない。

すべてに許可が必要である。

災害や犯罪ですら許可がなければ起きない。

偶像礼拝者は、「神はわれわれがつくり出す者」という前提で生きている。

木や石を削って、自分の好ましいフォルムに作ろうとする。

だから、災害や犯罪が起きるときに、「神に絶望した！神なんていない！」とか叫ぶのである。

自分が主人公であり、神はその幸せのために利用するものと考えているから、絶望するのだ。

「俺の役に立たない神なんていらない」と神を切り捨てる。

こういう人の人生は、自分を中心に周囲のものを振り回すエゴイストのそれである。

周りの人はいい迷惑である。

なぜ人々がカルヴァン主義を嫌うかというと、カルヴァン主義は神の主権を強調するからである。

人間が神を振り回すのではなく、神が人間を振り回す権利を持っている、と唱えるからだ。

キリスト教が堕落していくと、必ずこの神の主権という教理が薄れていく。

そして、ヒューマニズムと変わらないものになっていく。

「自分で人生を切り開き、自己の夢を実現する」なんていう自己開発セミナーは、神のしもべであることを拒絶した堕落したアダムの夢を助長するので、悪魔的なのだ。

その類のすべての宗教は、全部悪魔の誘導である。

多額のお布施を取られて、何にも得られなかったというのがおちだ。

一番有益な生き方をしたいなら、偶像礼拝から離れることだ。

偶像は、われわれに自由を約束しつつ、理不尽な要求をする。

結局は、偶像についていったことを後悔する。

最初から、神に主権を明け渡せばいいのだ。

それが最終的にもっとも利益がでるだろう。

「それから、イエスは弟子たちに言われた。『だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい』」（マタイ16・24）