ミレニアム通信過去情報
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聖書は文脈から正しく読まなければならない
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1:tomi
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2011/12/31 (Sat) 10:00:08
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「右の頬をぶたれたら左の頬を向けなさい」というイエスの教えは、「権力への盲従」を勧めているという意見が多い。
「宗教は、民衆のコントロールのためにある」とか。
聖書を浅く読むとこうなる。
神は、エジプトの奴隷からイスラエルを解放された方である。
イスラエルが国を作った当初、王をおかず、民衆の自治にゆだねておられた。
王をほしがったのは、民衆のほうである。
これがどうして「コントロールのため」なのか?
聖書が権力者による著作であり、民衆の王に対する盲従を勧める書物であれば、王制を奨励するはずではないか。
聖書では、税率は10%に抑えられている。
10%以上取る体制は、奴隷制であると述べている。
「王は、…あなたがたの羊の群れの十分の一を取り、あなたがたは王の奴隷となる。」(1サムエル8・17)
「右の頬…」の箇所は、文脈を見なければならない。
イエスは、この教えを「悪者に手向かってはならない」という教えのもとで述べられた。
そして、「1ミリオン行けと命令されたら2ミリオン行きなさい」という戒めも追加された。
「右の頬」を打ったり、「1ミリオン行け」と命令したのはローマ人である。ローマ人は、属州の人に屈辱的なことをしたし、物の運送を手伝わせたりする権限を持っていた。
これは、諸国の頭として神に選ばれたイスラエル人にとって屈辱であった。
そのため、抵抗運動や革命運動がさかんであった。弟子のひとり熱心党員シモンはそのような革命グループのメンバーだった。
しかし、イエスはそのような革命運動を否定された。
なぜならば、イスラエルがこのような屈辱的な状態になった本当の原因は、律法違反にあったからだ。
申命記に「もし神の法を破るならば、あなたがたは、他の民族に支配されるだろう」と警告されていた。
「もし、あなたが、あなたの神、主の御声に聞き従わず、私が、きょう、命じる主のすべての命令とおきてとを守り行なわないなら、次のすべてののろいがあなたに臨み、あなたはのろわれる。…主は、遠く地の果てから、わしが飛びかかるように、一つの国民にあなたを襲わせる。その話すことばがあなたにはわからない国民である。」(申命記28・15、49)
真の解決は、主の御声に聞き従うことである。
反逆したままで、軍事力でローマに対抗しようとするのは、邪道である。
「右の頬…」の戒めは、権力への盲従の勧めではない。
今のみじめな状態の原因は、軍事力不足などではない、契約違反だということを強調して示すために、「むしろ屈辱を受け入れなさい」と言われたのだ。
神の民となったら、契約違反は重大な問題を生じることになる。
この世界は正義の神によって支配されているので、不義は、自分をみじめな状態にする。
聖書は文脈から正しく読まなければならない。