ミレニアム通信過去情報 1363615

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フランシス・ベーコンとキング・ジェームズ訳聖書

1:tomi :

2012/05/03 (Thu) 18:37:25


(1)
フランシス・ベーコンは、キング・ジェームズ訳聖書の中に、暗号を忍ばせた。

Macduffによると、そもそも暗号は、ヘンリー8世の時代にさかんになり、エリザベス女王の治世において政治的ツールとして大いに活用された。

当時、イギリス人は、暗号に没頭した。モンマウス公は、ジェームズ2世を退位させるために暗号文書を利用した。

芸術作品において暗号を利用する場合、だいたい、それは社会における著者の立場に関係している。16世紀と17世紀の無数の書物が、匿名かイニシャル、偽名で書かれた。

http://igw.tuwien.ac.at/peterf/dud_npr/kryptologie_im_16ten_jh/cryptolo.htm

フランシス・ベーコンは、次の表にある暗号を利用した。
http://www.millnm.net/cyphertable.gif

それは、Simple, Reverse, Short, Kayeの4種類であった。アルファベットにそれぞれ独特な方法で数字が割り当てられている。

Richard Allan WagnerのThe Lost Secret of William Shakespeareによれば、ベーコンは、10代のころから聖書を自分で訳すことを固く決意していた。(62ページ)

ジェームズ王はその機会と手段を提供した。ベーコンは、その見返りに、プロジェクトのすべての功績を王に謹呈することに同意した。

それゆえ、本来ならば、キング・ジェームズ訳は、「フランシス・ベーコン訳」と呼ぶべきであろう。

しかし、シェークスピアの作品同様、ベーコンは、自らの名を聖書に表すことを避けた。ただし、それも、「表面的には」という但し書きがつく。

なぜならば、ベーコンの名前は、聖書の中に暗号という形で随所に書き込まれていたからである。

1609年までに、翻訳の作業は完成した。草稿がジェームズ王に上呈された。

ジェームズ王は、それをベーコンの手に渡し、秘密の作業が開始された。

(2)
ベーコンの聖書は、英語を完全に変えた。

「1611年のキング・ジェームズ訳聖書と1623年のシェークスピアの『フォリオ』の出版によって、英語はたったの12年の間にその姿を完全に変えた」。(同上62ページ)

故チャールストン・ヘストン曰く、「キング・ジェームズ訳聖書ほど読まれた文学作品はほかにはない」。

エドウィン・D・ローレンス曰く、「ベーコンが誕生したころ、英語はまだ文学の言語ではなかった。しかし、彼が亡くなったころには、人類がかつて所有したものの中でもっとも高貴な思想の伝達手段に変わっていた。ベーコンは、このことをもっぱら自身の聖書とシェークスピアによって達成したのであった」。

(3)
フランシス・ベーコンは、シェークスピアの作品同様、キング・ジェームズ訳聖書の中にも、コード化されたメッセージと、薔薇十字団・フリーメイソンのシンボリズムを埋め込み、この聖書の真著者であり、真の翻訳者、編集者としての自らの名前を刻みこんだ。

キング・ジェームズ訳の1611年版において使用されたコードの中でもっとも顕著なのは、彼のトレードマークである「章頭飾り」である。

この自身の名前を隠した章頭飾りは、シェークスピアの『テンペスト』の初版本にもある。
http://www.youtube.com/watch?v=7nMLVIcVcaE

同じものは、1593年出版のVenus and Adonis(シェークスピアの名前を用いた最初の作品)や、Advancement and Proficience of Learningにもある。

「ベーコンのすべての作品に、このデザインが形を変えて用いられている」(同上63ページ)

(4)
シェークスピアにおいてと同様に、キング・ジェームズ訳聖書においても、自分のことを意味するキーワードとしてhog, sow, swineなどの言葉を利用した。

boar(イノシシ)はそのうちの一つであった。

著書Novum Organumに載っているベーコンの紋章にはイノシシが現れる。
http://www.millnm.net/boarbacon.gif

ある船の遭難をきっかけに、それまで恐れられていたバーミューダ諸島が楽園であることが発見されたSea Ventureの話は、テンペストにおいて利用され(The Shakespeare Controversy: An Analysis of the Authorship Theories by Warren Hope, Kim R. Holston)、その執筆を刺激した。

その後に登場した、植民地における最初の通貨、シリング、6ペンス、3ペンス、2ペンスは、Hog moneyと呼ばれ、その表にはイノシシの図が載っている。
http://www.millnm.net/boarbacon2.gif

ベーコンの紋章のイノシシと酷似しているのがお分かりだろうか。(*)

(5)
キング・ジェームズ訳では、創世記1章1節から数えて46番目の言葉はLight(光)である。

ジュネーブ聖書では、46番目はGod(神)である。

つまり、「神」が「光」に代えられている。

Lightは、薔薇十字団とフリーメイソンのいずれにおいても、もっとも重要な言葉であり、フリーメイソンでは、階級が上がるごとにそのイニシエーションのはじめに、「私は光を受けることを希望する」と宣言しなければならない。

神を退け、光を求めるフランス革命を主導した啓蒙主義の英語はEnlightenmentである。

ここにおいて、ベーコンは、神ではなく、光を崇拝する意志を示したと見るべきではないだろうか。


(*)
これは、ベーコンによって新アトランティスとして設計されたアメリカの植民地がいかにその影響を受けていたかを示している。

下リンクのニューファウンドランドが発行した切手には、「ロード・ベーコン―植民地計画における導きのスピリット」と記されている。
http://www.millnm.net/Lord_Bacon_-_the_guiding_spirit_of_colonization_scheme.jpg

ちなみに、アメリカという国名の由来は、従来の解釈ではアメリカを発見したと考えられていたアメリゴ・ベスプッチというイタリア人であるが、彼は実際のところアメリカの発見者ではない。

Richard Allan Wagnerによれば、それはユダヤ教の、ナソレ、エッセネ、クムラン各教団が地上の桃源郷を象徴する星の名としたMericaからきているという。

実際、このMericaという星は金星であり、ナソレ教団によれば、Mericaとは「きらめく星」の西に存在する天国のような土地を意味した。

このナソレ教団は、グノーシス教の一種であるマンダ教と深い関係にある。

テンプル騎士団が、テンプル山を発掘調査した際に、ナソレ派の巻物を多数発見し、その中にMericaについて記されているのを発見したと考えられている。(同上73ページ)

フランシス・ベーコンにはこの知識が誰よりもあった。

Reverse暗号によれば、Mericaは合計すると103である。

暗号において0は省くという規則があるため、それは13である。

イギリスの植民地が13あったことはけっして偶然ではない。

ベーコンの計画は、アメリカ大陸にグノーシスの楽園Mericaを作ることであった。

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