ミレニアム通信過去情報
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われわれは無数にある異端の中で残った一筋の光である
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1:tomi
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2011/12/16 (Fri) 11:26:00
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このブログを読んでおられる方々の中には、「聖書を中心として世界を再構築する運動」なるものが実現不可能な夢のように思われる方がおられるかもしれない。
違う。あなたは勘違いをしている。
どうしてこれまで悪魔は世界をこれだけ席巻できたのか。
クリスチャンが抵抗しなかったからだ。
それに神学が未熟であったという点もある。
今でも、多くの神学者や牧師、クリスチャンが私の説明を聞いてピンと来ないのは、敵側の教えにすっかり騙されてきて、それが常識になってしまっているからだ。
その常識は敵がクリスチャンから牙を抜くために作ったものであり、それをずっと続けているとキリスト教は死滅する。
実際、東京都内を見てほしい。
クリスチャン書店は全部つぶれた。
「ゴスペル音楽で若者がじゃんじゃんやっているじゃないか」と言われるかもしれないが、あれは流行病である。
流行熱が冷めれば消える。
私は学生時代に聖霊の働きがどれくらいすごいものか体験しているので、今の運動がまがい物であると感じる。
総合的に見て、今のクリスチャンの運動というものは、ほぼニューエイジである。
その奥底にウェストコットとホートを動かしたのと同じ霊を感じる。
私が学生時代に体験した聖霊の働きは、教理を追求する中で起きた。
聖書研究を重視する中で起きた。
流行とかまったく関係なかった。学生たちは真理を求めていた。当時教会ではやりのゴスペルフォークを歌って盛り上がっていた人々はどこかに消えた。
聖書研究をやっていたわれわれの学生グループは、全員残った。そして神学校の教授や牧師、伝道者になった。
もっとも、私は彼らの現在の神学的立場や活動を認めているわけではないが。
今、クリスチャンの教職者は、バプテスマのヨハネのようにならないといけない。
荒野に住み、毛衣を着て、野蜜とイナゴを食べて生きなさい。
つまり、都会に集まる権力志向の人々が作った「象牙の塔」(のクリスチャン版)から離れて、誰もいない荒野に一人で住みなさい。象牙の塔から金をもらうのではなく、自然のものを食べなさい。象牙の塔から衣服を提供してもらうのではなく、自然から調達しなさい。
「下着を二枚持っていくな」。
つまり、伝道者は、神から直接に調達されたものでやっていきなさいということ。
この精神に立ち返ることができなければ、本当の運動はできない。
どうして昔純粋に教理を求めていた人々が、変わってしまったのか。
キリスト教界の派閥政治に入ったからだ。
上の人に気に入られようとしたからだ。
上の人が正しい教理を持っていればいい。
この200年間正しい教理はほぼ消えている。
サタンがディスペンセーショナリズムやバルト神学を作って教会に蔓延させてから、カルヴァン派の教会すらも巻き込まれた。
一筋の光として残ったのが、ヴァン・ティルからラッシュドゥーニー、そしてゲイリー・ノースに至る流れである。
その流れすらも、オーバン・アヴェニュー神学やフルプレテリズムの登場によって歪んでしまった。
真理を守ることがどれだけ大変なことか理解してほしい。
今、パーシャルプレテリズムと反オーバン・アヴェニュー神学に立つ再建主義が死滅したら世界から光は消える。
きわめて危うい状況だということをご理解いただきたい。
しかし、この運動は、われわれが始めたことではなく、神が始められたのだから、必ず残る。
そして、そこからすべてが始まる。
歴史において、神は無数にある異端の中で一筋の光を残され、そこから大きな流れを作って来られた。
われわれの立場は神学的に歴史上かつてないほど明確かつ合理的、かつパワフルである。
どうか人々の目が開かれてこの事実を理解できますように。